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NEWS

2020.10.31

Probable Cause

アーティストの小松千倫による企画「Probable Cause」には、7名の作家が参加します。今後は、小松が作家らとオンラインでのやり取りを重ね、どのような形で「グループ展」を行うかが決定されます。「新しい生活様式」が喧伝される最中、HAPSというケースを用いて展示をするとすれば、それはどのような形を取るのでしょうか。展覧会は、公衆衛生の名の下に変化しようとしています。鑑賞者は密にならない程度に集うことを求められ、そのために個人情報を主催者に提供しなければならなくなるかもしれません。ALLNIGHT HAPSは、京町家を改装したHAPSのオフィス1階の道路に面したガラス張りの扉越しに、作品を鑑賞します。人と人とを隔てる透明な仕切り、これは今や新たな意味を帯びています。人と人が互いを防衛するための仕切りの中に作品が集う。「密」になることが躊躇われる中、新たなの「集い」のかたちを再考し、実装していく予定です。

※本企画は8月16日からスタートしますが、その時点でHAPSギャラリースペースでのグループ展が完成しているわけではありません。16日から随時、グループ展示の実現を目指して行われる様々なデモンストレーションやテスト、それらのアーカイブが公開され、蓄積していく予定です。最新の情報はHAPSウェブサイト、SNSなどで順次お知らせいたします。

展覧会特設ウェブサイト:https://probablecause.space
HAPS:http://haps-kyoto.com/

ALLNIGHT HAPS 2020「Probable Cause」
会期:2020年8月16日(日)~12月31日(木)
企画:小松千倫
出展者:石毛健太/土井樹/中谷優希/濱田明李/原淳之助/松元悠/Ψυχή
展示時間:18:00〜9:30(翌日朝)
会場:HAPSオフィス1F(京都市東山区大和大路通五条上る山崎町339)
ロゴデザイン:石塚俊
主催:一般社団法人HAPS
支援:2020年度 文化庁 文化芸術創造拠点形成事業
助成:公益財団法人 朝日新聞文化財団

本事業は「新型コロナウイルス感染症の影響に伴う京都市⽂化芸術活動緊急奨励⾦」の採択事業です。